愛猫家に贈る「動物病院の賢い選び方と付き合い方」

動物病院

photo by Anne Worner

猫を飼っている上で必ずといっていいほどお世話になるのが動物病院。

近いから、という理由だけで決めていませんか?
納得いく付き合いができていますか?

獣医さんによって猫の運命が左右されることもあります。

あなたの愛猫を守るためにも動物病院とうまく付き合っていきましょう。
今日はそんな動物病院を選ぶ、付き合う上で大切なポイントを6つご紹介します。

 

院内が清潔であるかどうか

これは人間の病院でも言えることですが、院内が清潔な状態であることは病院選びに最低限必要なことです。

衛生管理が徹底されていない病院では、せっかく病気を治しにいっているのに逆に感染する可能性もあります。
それでは意味がありません。

 

治療内容を分かりやすく説明してくれるかどうか

これから行われる治療に対して飼い主にもわかりやすく、専門用語を使わないで説明してくれるかを確かめましょう。

その治療を行うメリットはもちろん説明してくれるでしょうが、デメリットに関しても説明してくれるでしょうか?
これはより大きな病気の時に必要な項目になります。

治療の選択肢がいくつかあるなら、それぞれの治療のメリット・デメリットをちゃんと聞いておきましょう

動物病院に行くときはメモ帳とペンを持参しよう

動物病院へ行くときはメモ帳とペンを必ず持参しましょう。

毎回体重と体温を測るものですが、それらを記入し、体重の推移・平均体温を把握します。
特に何もないのに、体重が減っていたり、体温が高かったら体内で何かしらの反応が起きている可能性を考えるためです。

メモ

また、何かしらの体調不良が原因で動物病院へ行くときは、そのメモ帳にいつから具合が悪いのか、嘔吐の場合はどんなものを吐いているかなどをメモしておきましょう。

獣医さんが適切な判断をするために、ちゃんと答えられるように用意しておきましょう。

注射・投薬の際は確実に薬剤名を聞きましょう。

診察中に注射や点滴をする際、何を注射・点滴するのか説明してくれない獣医さんもいます。

注射・点滴は裏で用意し、見た目透明なので、見ただけで飼い主が判断することはできません。
注射の場合は、何を注射するのか、点滴の場合は何をどれくらいの量点滴するのかを確認します。

猫に薬

「猫の薬の飲ませ方」より引用

点滴の場合は点滴の中に薬剤や栄養剤を入れることがあるので、それらも確認しましょう。

質問に対して丁寧に答えてくれるかどうか

獣医さんが説明してくれる内容でわからないことがあれば、どんどん質問しましょう。
遠慮する必要はありません。

その際に嫌な顔せずちゃんと答えてくれる獣医さんは良い獣医さんです。
また、人間のお医者さんはそれぞれ科が別れているのに、獣医さんは全部をみなければなりません。
人間には限界があります。

全部に対して精通している獣医さんは多くないでしょう。
ですから、分からない場合はあいまいにせず、専門書などを出して説明してくれたり、もしくはガンなど大きな病気の場合は専門機関を紹介してくれる病院を選びましょう。

 

会計が明確かどうか

動物病院の診療体制は「自由診療」です。

動物病院それぞれが独自に医療費を決められるのです。
そのため、治療や薬剤が適正なのかを判断するために、細かい明細がなければ判断することができません。

Japanese Yen Bills

あまり必要なくてもとりあえず薬を出し、稼ごうとする病院もあります。

適正な治療に適正な価格がつけられているのか。
今はネットでいろんなことを調べることができます。
薬剤の金額も調べることで判断ができます。

 

猫を飼っている上での悩みに答えてくれるかどうか

多くの獣医さんは基本犬よりだと思ってください。

その上でこの獣医さんの猫に対する姿勢はどうかな?と判断してください。
猫を飼ったことがない獣医さんの中には猫の特性や習性を知らない方もいます。
獣医学部で勉強するのは家畜がメインのため、犬猫、特に猫のことは獣医さんが独自に勉強されていないとあまり知らないことも多いのです。

この病気にはこれ、この治療にはこれ、といったマニュアルでしか判断できない獣医さんがいるのも事実です。
言葉を話さない猫の健康を保つ上で、大事なことは「病気になってから」ではなく、「いかにならないように、いかに早く発見するか」です。

猫の特性や習性を熟知している獣医さんならちょっとした異変から病気の可能性を見つけてくれるものです。

 

動物病院を使いわけるのも一つの方法

基本猫って移動を嫌がりますよね。
大人しい子もいますが、この世の終わりか、ってくらい叫ぶ猫さんもいます。
ですから、移動はなるべく少ない家の近所がベストです。

そうはいっても、うまく見つかるとは限りません。
普段は家の近所の病院にお世話になり、何か病気になった時は少し遠いけど、評判の病院へ行く、という方法もあります。

健診やちょっとしたことで行くだけなら近所の病院で十分でしょうが、そこの設備や獣医さんの知識・経験などに不満な点があるなら、いざという時のために行ける範囲で評判が良さそうな動物病院を探しておきましょう。

 

まとめ

以上6つをご紹介しましたが、いかがでしょうか?

これらの他にも人間と人間のことですから、相性というものもあります。
それもふまえて、あなたの大切な猫を守るためにも信頼できる獣医さんを見つけましょう。

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