猫と一緒に暮らすのに必要な費用はどれぐらい?

猫と一緒に暮らすのに必要な費用はどれぐらい?

photo by Jeffrey

猫を飼うに当たってかかる費用はどれぐらいだと思いますか?

猫を飼育するに当たってかかる動物病院の費用や猫のえさ・おもちゃ、その他の備品の費用についてまとめてみたいと思います。

15年一緒に暮らしたとして

最低でもこれだけのものが必要になります。
※最小限の費用としています。

健康診断 初診料 ¥800
ノミ・ダニの予防薬 ¥1,200
体内寄生虫 検査 ¥1,000
体内寄生虫 予防 ¥1,000
猫エイズ・猫白血病(FIV/FeLV)の抗体検査 ¥4,000
食費 2kg(800円)☓ 260個
ひとつで3週間分として15年分
¥208,000
トイレ関係 猫砂 2.5L(800円)☓ 121個
ひとつで1.5ヶ月として15年分
¥96,800
不妊手術 手術費用 ¥20,000
定期検診 ノミ・ダニの予防薬☓ 15年 ¥18,000
ワクチン☓ 15年 ¥45,000
グッズ 平均的なキャットタワー ¥8,000
平均的なペットキャリー ¥4,000
食器代 ¥2,000
首輪 ¥1,000
ブラシ ¥1,000
合計 ¥407,800

見て分かるとおり、大きなウェイトを占めるのは、

  • キャットフード
  • 猫砂

のふたつ。
この例では最低限のラインで算出していますが、実際に暮らしてみると「いいものを食べさせたい」「いいものを使いたい」といったような欲が出てくるので必ずこれ以上は必要になってきます。

では、それぞれの項目をみていきましょう。

猫と暮らす際の費用内訳

猫をおうちに迎えたら、まずは健康診断!

まず、猫をおうちに迎えたら、健康診断を受けましょう。

「ブリーダーさんや、ペットショップから来たから大丈夫」とは思わないでください。
ペットショップで購入した猫に寄生虫がいた、ノミがいたということは結構多いですし、ひどいのは白血病の抗体を持っていたという子も見たことがあります。

20080619 Are there Urushihara , Hamuteru, Nikaido, Hishinuma, Chobi there?

それと純毛種の場合、その品種に見られる遺伝的疾患があったりする場合もあります。
ノラ猫、純毛種関係なく健康診断は必要と思ってください。

健康診断は、

  • 感染症にかかっていないか
  • 皮膚病はないか
  • ノミダニそして体内寄生虫がいないか
  • 関節などに異常がないかなど

を診てもらいましょう。
何も以上がなければ、初診料のみで済むと思います。

動物病院によって初診料は800円~1,500円ぐらいの幅があると思います。
ノミ・ダニの予防薬を投与された場合、体重によって値段は変わりますが、だいたい1,200円前後です。
体内寄生虫有無の検査は、1,000円前後でしょう。
体内寄生虫の予防薬は、1,000円前後です。
猫エイズ・猫白血病(FIV/FeLV)の抗体検査も受けるのであれば、こちらは4,000~5,000円前後です。

猫の食費

キャットフードは主にドライフードとウェットフードの2種類があります。
通常のごはんは「総合栄養食」となっているものをあげましょう。
「一般食」となっているのは、おやつと思ってください。

ドライフード

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ドライフードは1kgで400円前後のものから、500gで1200円ぐらいのものまで、本当にたくさんの種類があります。
「プレミアムフード」と言われる高級フードは2kgで4,000円前後です。(主に動物病院で扱っています。)

1匹であれば、プレミアムフードを与えることをお勧めします。
普通のドライフードは、2~3kg入りで800円前後の価格帯のものが多いと思います。
1匹であれば2kg入りで3週間ぐらいは持つでしょう。

ウェットフード

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ウェットフードは、主に缶詰やパウチのものです。
パウチは60円~100円ぐらい。
成猫であれば1パウチが1食分ぐらいでしょう。

缶詰は1つ80円ぐらいから、350円ぐらいまでのものがあります。
3缶パック、4缶パックで250円から300円ぐらいです。

毎月必要なもの

おうちの中で飼育している猫でも、ノミの予防はしておいたほうが良いでしょう。
人間が草むら等を歩いて、のみを持ち帰ってしまうこともあります。

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上記で述べた通り、ノミダニの予防薬は1,300円前後です。
インターネットで予防薬を安く購入することも出来ますが、初めて投与する場合は、獣医さんに相談されることをお勧めします。
体重によって、サイズが分かれているもの、体重関係なく使用できるものもあります。

そして、液体のもの、錠剤のものと色々なタイプがありますので、獣医さんと相談してお宅の猫ちゃんのライフスタイルに合ったものを選んでいただきましょう。

気になる医療費、ワクチン代や不妊手術代

動物病院の診療は、自由診療なので、人間の病院と比べると割高です。
上記でも述べたように、初診料や再診料も病院によって違います。

ワクチン代も3,000円~10,000円ぐらいまでと幅があるでしょう。
不妊手術代も20,000円ぐらいから70,000円ぐらいと差があります。
ワクチンは、初年度2回、2年目からは1年に1回の接種になりますので、予算に入れておきましょう。

猫のトイレの砂やペットシーツ等の消耗品

トイレの砂も色々な種類があります。

トイレに流せるものや、可燃ごみとして捨てれるタイプのもの、1週間取替え不要というものもあります。
1袋5~7L入って500円~800円前後です。
最近流行のシステムトイレの砂は、やや割高です。

ただ、普通のトイレの砂と比べると、取り替える頻度が少なくて済むので、1匹飼いであればこちらの方が経済的かもしれません。
ペットシーツは大きさによりますが、50~100枚入って600円~1,000円ぐらいです。

猫の上下運動に欠かせないキャットタワー

キャットタワーも色々な種類があります。

大人の腰ぐらいの高さの者や、天井に届くサイズのものまで、そして素材も色々です。
上下運動は、猫の健康維持にも欠かせないので、是非そろえてあげてください。

小さなものは3,000円ぐらいから、大きなものだと20,000円前後。
中には10万を越すようなものもあります!平均的な人気のあるタイプのものは、10,000円前後でしょう。

キャットタワーの選び方はこちら

猫ちゃんを運ぶときの必需品、キャリー

キャリーも昔に比べると、本当に沢山の種類が出回っています。

動物病院へ行くときや、車に乗せるときに必要だと思いますので、ひとつは持っておいた方が良いでしょう。
そして、猫を入れるキャリーは、上に出入り口が付いているもをお勧めします。
側面に出入り口が付いているものは、猫を入れたり出したりするのが難しい場合があります。

病院へ行くのを嫌がる猫ちゃんを入れるのは一苦労です。
上に出入り口が付いているものなら、抱きかかえて入れれば良いので、楽です。
価格は、日常使いのものは4,000円ぐらいからあります。
飛行機に乗せれるタイプの頑丈なものは、7~8,000円前後です。

ペットキャリーの選び方はこちら

まとめ

いかがでしょうか?

ざっと必要なものの値段を挙げてみました。
地域や店舗によって、価格に差はあると思いますので、もっと高かったり、その反対に安いものもあると思います。

15年間の費用を見てしまうと大変だなぁと感じられるかもしれませんが、実際に飼ってみると意外にお金かからないなぁというのが実感ベースです。

ひとつひとつが安いのでそう思うのかもしれませんね。

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