猫は多頭飼いしたほうがいい?多頭飼育の3つのメリット

photo by Haya_BS

メリット1 人との調和を上手にとれるようになる

我が家には現在保護猫が15匹います。
よく人から言われるのは「1匹でも大変なのに15匹もいたら大変じゃない?」や「そんなに居たら懐かなくなるんじゃない?」ということ。

もちろん数が数ですので、掃除やトイレの始末には少々手間がかかりますが猫自身に関してはほとんど手はかかりません。

先住猫が先生になってくれる

Cat CCTV

手がかからないのは、新入り猫の面倒はすべて先住猫がしてくれるからです。

猫を飼ったときまず大変なのがトイレのしつけですよね。
人が猫にトイレを教える時、トイレにその子の匂いをつけておいたり、排泄ポーズをとった時に慌ててトイレへ連れていく事が多いと思います。

その子にもよると思いますが、なかなか覚えてくれない子も中にはいます。
だからと言ってそこで怒ってしまうと覚えるどころか排泄に対する恐怖を覚えてしまう事があります。

ですが、多頭飼いしていると新入り猫は先住猫の行動を見てトイレの場所や食事の場所、それぞれの好きな場所等自然と覚えていきます

猫同士の調和がとれるようになると、人とも調和がとれるように

新入り猫が慣れてくると、他の猫達と遊びだしますが小さいうちに捨てられた子や育児放棄にあった子等は力加減がわからず遊びに夢中で思い切り相手を噛んでしまったり、ひっかいてしまったり。他の子が遊ぼうと誘った時に気分が乗らない時など上手に断ることができずケンカになったりします。

そんな時は先住猫がしっかり怒ってくれたり、その時々に合わせた対応の仕方等を指導してくれます。みんなでじゃれているうちに遊びながら力加減を覚えることもできます。
ですから人と接した時も強く噛んだり、血が出るほどひっかいたりはしません。

猫同士の距離感を自然と身に着けているので、人と接する時も上手に接することができるようになるんです。

 

メリット2 猫が幸せなので問題行動がなくなる

先住猫、新入り猫それぞれにとっての愛情を感じる事で心が満たされるのをご存知ですか?

We love each other

先住猫にとっては育てる愛情。
新入り猫にとっては守られる愛情を感じる事でそれぞれが心を満たし感情豊かに育ちます。
先住猫は新入り猫を受け入れるとわが子の様に育てます。

新入り猫は先住猫に教育されながらも愛情を受けることで心が安定していき次第に落ち着きを身に着けていきます。

愛情に満たされると、人の思う問題行動がなくなります。

・突然飛び掛かってきて噛みつく
・外出から帰ってくると家中が荒らされている
・人に懐かず威嚇を続ける

これらの行動はなぜ起きるのか?
捨て猫や放置猫は先ほど述べたように他の猫や人との接し方や距離感がわかりません。
ですから、愛情の受け止め方やその感情の出し方も難しいのです。

多頭飼いをする事によって愛情の受け方や出し方を学ぶため、突然飛び掛かってきたり家中を荒らすまで感情をため込むことはなくなります。
人への信頼感も増すため威嚇をする事もなくなります。

 

メリット3 私たちに幸せをもたらしてくれる

猫の感情は本当に豊富です。
甘えたい時、寂しい時、怒っている時、拗ねている時。
その時その時の感情を素直に表現してくれます。
同じ猫と言ってもそれぞれ性格が全く違います。

愛情表現の仕方も、ある子はゴロゴロと喉を鳴らしながらすり寄ってきますが、ある子は手を軽く噛んできます。
ある子は傍まで来てジッと見つめながら「ニャー」と呼びます。

DSC02185.jpg

大勢いる中でどう表現すれば自分の方を向いてくれるかにゃんこたちも一生懸命考えているようです。

夜寝る時などは、私の両腕は猫の枕になっています。
一緒に布団に入り私が寝付くまで腕枕で寝ています。
腕枕を出来ない子たちはそれぞれ好きな場所で寝ていますが、大体みんな一緒に固まって寝ています。
そんな姿に癒される事はもちろん、猫と接する事で人はストレスを軽減する事が出来るそうです。
猫と接する事で「コルチゾール」というストレスホルモンを抑制し血圧を安定させる事が出来ます。

そして猫の姿に癒される事によって心も安定します。

猫は人の心の変化を敏感に感じ取る

落ち込んだ時や疲れている時など慰めてくれます。
その慰め方はその子その子によって違いますが、だいたいみんな傍に来てそっと寄り添ってくれます。
そんな優しさに心が軽くなり、猫との生活に幸福感を覚えます。

 

まとめ

猫の多頭飼いは猫にとっても人にとっても素晴らしい事だと感じています。
ですがもちろん、良い事ばかりではありません。
子猫も少しずつ大人へと成長していきます。
早い子ですと半年で発情期がきます。発情期がくると男の子も女の子も相手を探すため夜になると鳴き続けます。
それは人にとっても猫にとってもストレスです。

避妊、去勢や病気へのリスクなど心配も増える

多頭飼いしているとそのまま妊娠してしまいます。
もし出産した子達を飼える状況ではない。貰ってくれる人が見つからないのであれば避妊、去勢手術は必要だと思います。

避妊、去勢手術は発情に伴う猫のストレスも取り除く事が出来ます。
男の子になるとマーキングの為匂い付け行動をしますが、早いうちに去勢手術をしていればその行動をしなくなる子がほとんどです。

猫の食事代や病気になった時の病院代等、多頭飼いするとそれに伴う出費もかさみます。
普段から猫の体調管理をする事と、信頼できる動物病院を見つけておくことはとても重要だと思います。

でも、ぜひ多頭飼育で幸せを感じてもらいたい

Sleeping cuties

猫を多頭飼いする事でしか見れない愛情や風景があります。
その光景は人の心をたくさんの愛で満たしてくれるものだと感じています。

 

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