猫が大好きなのに猫アレルギーだとおうちで猫を飼えないかも…とどんよりした気持ちになってしまいますよね。
今回はそんな猫アレルギーな方でも触れ合える猫種や猫アレルギー対策などを詳しくご紹介したいと思いますで、ぜひ参考にしてみてください!
猫アレルギーってどんな症状?
猫アレルギーは「ヒスタミン」という成分によって引き起こされるので風邪とよく似た症状が出るのが特徴。
猫に触るだけで目がかゆくなったり、くしゃみ・鼻水などが出るようになります。
また喉にアレルギー反応が出るときはせき込んだり、喘息のように「ゼエゼエ」という音が出るようになることもあります。
どうして猫アレルギーは起こるの?
猫アレルギーはアレルギーの原因になる「アレルゲン」という成分が体内に入りこむことで引き起こります。
このアレルゲンを頑張って排除しようとすると逆に体調が悪化してしまい、猫アレルギーという症状が出てしまうという仕組みなのです。
猫アレルギーをチェックしよう
自分が猫アレルギーかどうかを事前に知っておくのはとても大切。
大好きだからといって猫を飼ってからアレルギーが発覚したら、猫に可哀想な思いをさせてしまう恐れがありますよね。
猫アレルギーは血液検査や皮膚の表面を軽く針で刺す「プリックテスト」で結果が分かるので、ぜひ近くの病院で受けてみてください。
プリックテスト
皮膚にすこし穴を開けて、アレルゲンを塗布して反応を見るテストです。
15-20分程度で終了しますよ。
市町村によっては無料のところもありますが、通常は検査項目ひとつで400円程度。
猫アレルギーだけでなく食べ物、薬剤、じんましん、花粉症、鼻炎、結膜炎、アトピー、草木など幅広いアレルギーが検査できるので気になる方は検査項目を増やしてみましょう。
アレルギー症状があり医師が治療のため検査が必要と判断した場合には、保険の対象になります。
たんに猫アレルギーかどうかを調べる場合は保険は効かないので注意しましょうね。
猫アレルギーって治療できるの?
いまのところ猫アレルギーに有効な治療法は解明されていません。
しかし、アレルギーを引き起こす素になっているアレルゲンと触れる機会を少なくすることができれば症状を今よりも軽くすることは可能です。
そのためには、猫と自分の付き合い方を一度見直してみるのも大切。
またアレルゲンを失くすためにはどうしたらいいのか考えてみることも必要になってきます。
猫アレルギーとうまく付き合う方法6選
猫は定期的にシャンプー
猫は犬よりもシャンプーなどをしなくてもいい生き物ですよね。
しかし、猫の体から出ているアレルゲンが猫アレルギーの原因なので猫アレルギーの方は飼っている猫を週1程度でシャンプーするのがおすすめ。
こうすることでアレルゲンを少なくすることができ、症状も軽くなりやすいのです。
こまめに掃除をする
アレルゲンはこまめな掃除で取り除くことも可能です。
だからこそ、毎日きちんと掃除機をかけたることも大切。
ただし、いきなり掃除機をかけるとアレルゲンが宙に舞ってしまうため掃除機をかける前に拭き掃除をしてアレルゲンの量を少なくしておきましょう。
空気清浄機を設置
症状が改善しない時は空気清浄機を置いて、部屋の中の空気を清潔に保つのも◎
最近では脱臭機にも集じん機能といって猫の毛を集めてくれるタイプのものがあるので、そうしたものを選んで臭いを取り除きながらお部屋を綺麗にするのもよいですよ。
HEPAフィルター搭載機種がおすすめ
「定格流量で粒径が0.3μmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルター」というのがHEPAフィルター。HEPAフィルターが使用されている空気清浄機であれば猫アレルギーの原因となるアレルゲンを減らすことが期待できます。
猫は寝室にいれない
副交感神経が活発になる睡眠中はアレルギーの症状も酷くなります。
なので、猫アレルギーの方は猫と一緒に寝るのは我慢しましょう。
また、室内に猫が出入りしていると夜にアレルゲンを感じて症状が出てしまう可能性もあるので日中でも寝室には猫をいれないようにするのがおすすめです。
去勢をする
猫アレルギーのもとになるアレルゲンの中に「Fel d 1」というものがあります。
これは猫の脂腺から分泌されるもので糖タンパクアレルゲンです。
去勢手術済みであれば、このアレルゲンも脂腺からの分泌が減少します。
アレルギーのためでなくても去勢には色々なメリットがありますので検討してみてはいかがでしょうか?
ストレスをためない
アレルギー症状は自分のストレスの状態によっても大きく変化するもの。
ストレスを溜めこんでいるといつもよりも激しい症状に悩まされてしまうこともあります。
なので、仕事や日々の生活の中で感じたストレスは、適度に発散させましょうね。
「ハイポアレジェニック・キャット」もおすすめ
猫アレルギーの方は、アレルゲンを出しにくい「ハイポアレジェニック・キャット」と呼ばれる猫種を飼うのもおすすめです。
ただし、まったくアレルゲンを出さないというわけではないので要注意。
あくまでも他の猫種よりもアレルゲンの量が少ないので症状が出にくかったり、軽くて済むということをしっかりと理解しておきましょう。
おすすめな「ハイポアレジェニック・キャット」7選
気品のあるロシアンブルー
グレーの毛色が綺麗なロシアンブルーは心を開いてくれれば、飼い主さんに忠実な猫です。
鳴き声も小さく、抜け毛があまり出ないので初心者さんでも飼いやすい猫種ですよ。
シャム猫好きならバリニーズ
バリニーズはシャム猫によく似た見た目をしているので、シャム好きにおすすめ。
また、長毛種なのに抜け毛が少ないのもこの猫種の特徴です。
活発で遊び好きな性格なので、一緒に遊びたい飼い主さんにもぴったりですよ。
野性味あふれるベンガル
豹のような模様が美しいベンガルもハイポアレジェニック・キャット。
やんちゃな性格なので、猫を飼ったらとことん遊びたいという人に◎
ただし運動量が多いので、室内飼いでストレスを溜めてしまう場合は外で散歩させる必要があります。
人懐っこいサイベリアン
サイベリアンは長毛種ですが、唾液に含まれるアレルゲンが少ないので猫アレルギーの方におすすめなんです。
人懐っこい性格はまるで犬のよう。
その従順さに猫飼い初心者さんもうっとりしちゃいますよ。
人間が大好きなジャバニーズ
こちらも長毛種ですが、アレルゲンが出にくいという特徴を持っています。
高いところが好きで飼い主さんにもよく懐くので、飼いやすさ満天。
ただし、希少な猫種なのであまり見かけないかもしれませんね。
巻き毛が特徴のデボンレックス
プードルのような巻き毛が特徴なのがこの猫種。
巻き毛なのでほかの猫種よりも圧倒的に抜け毛が少ないんです。
また、ほかの猫種とは違って犬のように嬉しい時にしっぽを振るという面白い特徴を持っていますよ。
シャムの親戚のオリエンタルショートヘア
オリエンタルはシャムのような顔立ちですが、シャムのように顔や体に違うカラーが入りません。
協調性もあるので多頭飼いしたいと思っている猫飼いさんにもぴったりです。
自分の症状に合わせた対策法をとろう
猫アレルギーだからといって絶対に猫と生活ができないというわけではありません。
アレルギーを持っている方でも工夫を凝らすことで猫を飼うことだって可能なのです。
ぜひこの記事を参考にして、アレルゲンとうまくつきあえる「ねこライフ」を前向きに検討してみてはいかがでしょうか。
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