里親探し団体からの譲渡を考えてみませんか?
お住まいの地域に動物保護センターはないでしょうか?また里親探しのサイトも多く見られ、非常に多くの子猫が多数載っています。
多くがMIX(雑種)なのでどうしても飼いたい猫種が決まっている、ということであれば難しいですが、高いお金を出して飼うより少しでも処分されてしまう猫ちゃんを救ってあげてほしいです。
あとMIXのほうが圧倒的に身体が丈夫なので、その点も本当におススメなんですよ。
意外に人慣れしている猫ちゃんが多い
私も里親探しで一匹譲り受けました(6人兄弟の子でした)。
会った当初から人懐っこく、我が家に来てからもお客さんが来たらすぐノドをごろごろ鳴らして抱っこされてしまう甘えん坊です。
私の顔もペロペロ舐めてきて「この子は犬か?」と思ってしまうほどです。
里親探しのボランティアの方に聞いたのですが、動物保護センターに「拾ったので」と届けられたとのこと。
おそらく避妊手術をしっかりしないで子供が生まれてしまったけど、育てられないから届けたのではないか?と言っていました。
そのボランティアの方の家には私が面談しにいったとき、他にも3組の兄弟、計15匹ほどいましたので、なるほどと思いました。
身勝手な人間のせいでかわいそうですが、野良化していないのでなつきやすく、病気や寄生虫の心配が少ない、そしてきれいな子が多いですよ。
赤ちゃん猫、子猫だらけの猫天国でした!
里親になるには条件を満たす必要が
数年前に引き取った猫を虐待するという悲しい事件がありましたよね。
また軽い気持ちで引き取り、飼うのが難しくなるとすぐ捨ててしまう方も多かったのでしょう。
今は里親になるために審査的なものがほとんどあるようで、私が面談したときは次のような質問を受けました。
- 過去に猫を飼ったことはありますか?
- 室外には出さないで、ずっと室内で飼えますか?
- 無人になる時間が短い?(子猫が多いので小さいうちは長時間放置してしまうと命に関わることもありますから。)
- 一人暮らしかどうか?(一番のポイントかも。)
- しっかりワクチン、去勢・避妊手術を受けさせることができますか?
3か月、6か月のワクチン接種、去勢・避妊手術が終わるたびに画像付きで報告などの報告事項に関しては、今はメールやLINEなどで気軽に報告できるのでそれほど大変ではないですよね。私もLINEでかわいい画像をチョイスして報告してました。
そしてそれらが記載された書面を交わしました。
もちろん法的効力があるものではありませんが、こういう風に書くと非常にハードルが高く感じると思います。
私もサイトを見ていて「やりとりが面倒だなぁ。」「なんかいやな言い方されたらやだなぁ」と感じました。
でもしっかり愛して育てていく!という熱意があれば断られる可能性はあるものの、いやな思いをすることはないと思います。
やはり一人暮らしだと断られるかもしれませんが、家族で暮していればそうそう断られることはないと思います。
幸いうちには先住の猫ちゃんが一人いたのですぐに信頼してもらえました。
譲渡後の流れ
てっきり数日間たってから連絡が来ると思っていたのですが、「ぜひ可愛がってあげてください!」とその日に譲り受けてきました。
まさかその日に連れてかえると思っておらず、心の準備ができていなくて少々焦りました(笑)。念のためキャリーバッグを持って行ってよかったです。
また、生後1ヵ月だったので離乳食もゆずってもらいました。
そして動物病院へ直行し、寄生虫の検査や簡単な健康診断をしてもらいました。
特に問題なく我が家へ帰宅!!今でも当時の動画を見てニヤニヤしてしまいます。
私が里親になったのはこのような流れでした。
多頭飼育も考えてみませんか?
もし余裕のある方は兄弟2、3人一緒で譲ってもらうほうが良いですね。
仲が良く遊び相手に事欠かないですし、寒いときはくっついて寝るので寒い時期も安心です。
また多頭飼いのほうが人に慣れやすいともよくネットに書いていますよね。
我が家にきたのは女の子だったので避妊手術は病院で一泊しましたが、他の猫・犬の声が聞こえる環境でも比較的平気みたいです。
ちなみに先住猫ちゃんも女の子で同じく避妊手術は一泊でしたが、一人っ子で育てたせいか病院ではずっと「ウーー!」と唸ってケージの奥で固まっていたと看護師さんに聞きました。
先住猫がいるときの注意することはこれ
寄生虫やダニなどは病院に行って検査するとすぐわかって対処してもらえますが、猫エイズや白血病は生後6ヵ月しないと正確な結果がわからないんです。
私もこのときは知りませんでした。(抗体などが見つかっても親猫のものかもしれないため、半年後の血液検査じゃないと正確ではない、とのこと。)
先住の猫ちゃんと同じ空間で暮らすと、お互いのご飯を食べ合ったり毛づくろいし合うことで感染してしまうので、感染していないことが正確にわかるまで別々に暮らせる環境があるのが望ましいです。
こういう点はペットショップで買うのと比べるとデメリットになってしまいますが、里親探しのボランティアの方いわく、猫エイズや白血病を持っている子は明らかにカゼを引きやすかったり、身体が弱いなどだいたいわかるようです。
色々な相談にものってくれる
身体の状態のことは面談のときに遠慮しないでしっかり聞きましょう。
うちの子は家に来てからいっぱい食べて、走り回って全く心配いらずでした。
もうすぐ1歳になりますがカゼも引かず、もちろん猫エイズ・白血病の検査もクリア。
そしてもう一つの大きな関門が先住猫ちゃんとの同居生活でした。
最初は先住猫ちゃんが「ウーー!」と威嚇し、それが3日間ほど続きましたが、気づけば唸ることがなくなっていました。
しかし先住猫ちゃんがかなりデリケートなこともあり、未だにべったりすることはほとんどなくて少し残念ですね。
でも顔を合わせるだけで必ず壮絶なケンカになる、というケースも少なくないようなので、そう考えれば仲が良いほうだと思います。
ごくまれにくっついて寝ているときを見つけたときの喜びはひとしおです!
まずこっそり写真をいっぱいとってから、二人の間に顔をうずめて深呼吸!猫ちゃんは本当にいい匂いがするんですよね。
また、追っかけっこやじゃれあったりはするので運動不足の心配がなく、里親探しで譲ってもらって本当に良かったなぁと思います。
まとめ
動物保護センター、動物保護団体、保護猫カフェを探してみましょう。
また里親探しのサイトなんかもありそういったところでわからないことは調べてみるのもいいかもしれません。
あなたは猫ちゃんとどんな毎日を送りたいですか?
MIXのほうが圧倒的に身体が丈夫だったりと飼いやすい面もありますし、なにより猫ちゃんのかわいさはどんな猫でも共通なもの。
どうしても「アビシニアン」が飼いたい!など猫種が決まっていれば難しいですが、高いお金を出して飼うより少しでも処分されてしまう猫ちゃんを救ってあげてほしいなと思います。
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