折れ耳がチャームポイント。体つきも性格も丸く愛らしさあふれる人気No.1ネコ スコティッシュフォールド

ポイントになるのは、

・耳がしっかりと折れているか
・頭部や口元、ボディなど、全身に丸みがあるか
・尾は太く短くなく、長い尾であるか



耳は帽子をかぶせたように頭にはりついて小さく折りたたまれた耳が理想とされています。体つきはコロコロというくらい丸いか、顔も各パーツしっかり丸みがあるかチェックしましょう。また、遺伝の関係で子猫の時に関節の異常が現れることがありますが、そのような猫は太く短い尾を持つことが多いといいます。しなやかで長いしっぽを持つ子を求めるようにしましょう。

独特の折れ耳の可愛さはありますが、立ち耳にもファンがいます。子猫を選ぶときはぜひ実際に会ってみてください。同じ品種でもそれぞれ個性があります。抱っこや撫でてみたり触れあってみて“この子だ！”とピンとくる子がきっといます。そんな運命の出会いを大切にしてください。

目ヤニなどがあるかどうかも健康状態を知る上でポイントになってくるので合わせてチェックするのも良いです。

ただ、人間のパートナー選びと同じように、見た目だけで選ばず実際にスコティッシュフォールドの子猫ちゃんと接してみて「このコと一緒に住みたいなぁ〜」って思えばそれだけが一番だと思います。

人為的な交配で生まれた品種ではなく、自然発生的な突然変異で生まれた品種です。

始まりは1961年にスコットランドの農場で生まれた真っ白なメス猫スージーでした。
ちょこんと前向きに折れ曲がった不思議な耳を持ったこの猫が2年後やはり耳の折れた子猫を産みます。
それに注目した近所の羊飼い夫妻が、その子猫を引き取りブリティッシュショートヘアと交配。

そして産まれた「スノーボール」というオス猫が地元ショーに出場、初めて多くの人の目に触れることとなりました。
その後アメリカの遺伝学者のもと、繁殖場所もアメリカに移し、ブリティッシュショートヘアとアメリカンショートヘアとの交配が続けられ、1994年にアメリカでスコティッシュフォールド種は完全に公認されました。

スコティッシュフォールドは耳以外に容姿も独特。短い首、頭も顔も丸形で、さらに目もまん丸、頬も丸くふくらんでいます。

体型もふっくらと丸みを帯びたセミコビー、成長しても子猫時代と変わらずとてもかわいらしい印象です。
真ん丸おメメとふっくらした体つきからふくろうに似ているとも言われています。

被毛の色はさまざまですが、ふわふわのやわらかい毛が密生しているのが、スコティッシュフォールドの特徴で撫で心地も抜群。
短毛が一般的ですがごくまれに長毛の子もいます。

スコティッシュフォールドの子猫のかわいらしさは、外見だけではありません。
温和で愛嬌があり、ほかの猫とも仲良く暮らせる子が多いのも特徴です。おとなしい性格とはいえ遊ぶのも大好き、

環境の変化にも動じないおおらかな性格なので、他の種類に比べてたいへん飼いやすいネコといえます。
鳴き声も小さく、運動量も少なめ。運動会のように活発に走り回ったりすることもないので、マンション等の集合住宅にもうってつけです。
マイペースでのんびりした性格のため多頭飼いや犬など他の動物を飼っているご家庭、また小さいお子さんがいるご家族でも安心です。

運動量は少なめとはいえ、おもちゃで遊ぶのは大好き。
猫じゃらしやボールでたくさんかまってあげると、とても喜んでくれますよ。
また骨の病気を抱えやすいため、関節炎予防のためにも手脚に負担がかからないよう床にクッション材を敷くなど配慮しましょう。

折れ耳ちゃんの場合は耳の中の通気が悪く湿りがちなため、細菌に感染しやすくなります。
折れ曲がっているところを中心に耳掃除など日頃のケアをまめに行い、耳の中もチェックして内耳炎や外耳炎など、耳のトラブルに注意してあげましょう。
ブラッシングは短毛なら朝・夕各１回、長毛の場合も朝・夕のブラッシングと合わせてコーミングをしてむだ毛を取ってあげましょう。
シャンプーは短毛なら月に1度、長毛なら月に2度程度行います。

テレビCM、Y!mobileの「春馬くん」や動画で一躍人気になった「まる」もこの品種。



人気猫のアンケートではいつもトップになるほど、猫好きでなくともその愛らしさに魅了されてしまうほどのアイドル種。
一緒に暮らしたらもうメロメロ、家に帰るのが楽しみで仕方がない、そんな気持ちにさせてくれるネコちゃんです。

謎の生き物がうちにいる。 #猫 #スコティッシュフォールド pic.twitter.com/gPrp97zAUH

— うなぎ(うなちゃん) (@una1535) 2016年3月9日

テイラースイフト、水原希子さん、土屋アンナさん、知英（元KARA）さん、くみっきーさん

※著名人・文化人含む