猫に首輪はしたほうがいい?しないほうがいい?

photo by Pete

首輪をするメリット

すぐに飼い猫とわかる

室内飼いの猫でも脱走の可能性はゼロではありません。

万が一脱走してしまった際、首輪をつけていれば人の家の猫かなと気づいてくれますが、首輪がなければ野良猫と思われてしまいます。
野良猫と勘違いしてしまった場合は、拾われたり、保健所に連れて行かれてしまう場合も。

最近では首輪にマイクロチップが備わっているものもあり、万が一猫が行方不明になった際に場所を特定できるものもあります。
マイクロチップ入りの首輪は4000~5000円程度です。
マイクロチップの他にも首輪にネームプレートを付けそこに飼い主の電話番号を書いておくなども効果的でしょう。

居場所がわかるので安心

猫を飼っている人なら一度は経験があるかもしれませんが、気づいたら真後ろに愛猫がいて気づかずに踏んでしまった、ついて来ているとは知らずにドアを閉めて猫を挟んでしまったなどの事故が起きることがあります。

猫は足音も立てずに移動する事ができます。
そんな時首輪に鈴がついていれば気づかずに踏んでしまうなどの事故が防げます。
料理や危険な作業をしている時に猫が誤って近づいてきてもすぐにわかるので安心ですね。

ノミ予防にも

首輪の中にはつけているだけでノミを予防できるものもあります。
猫にとってノミは天敵です。ノミに住みつかれると、皮膚病や、過度のグルーミングを行ってしまうことも。

かといって頻繁に病院に連れていく時間がない、そんな方もノミを手軽に防げるということでノミ予防効果のある首輪は人気があります。

首輪のデメリット

猫の中には首輪をつけている事でストレスの原因になる事も。
首輪を子猫のうちから慣らしておけばそれほどストレスにはならないかと思いますが、成猫になってから急に首輪をつけると嫌がる事が多いようです。

グルーミングをする時に邪魔になる

また猫は1日に何時間もグルーミングをします。
グルーミングをする時にも首輪が邪魔になってストレスに感じる猫もいます。
さらに首輪に大きな鈴が付いていると動くたびに音がするのでイライラしてしまいます。
猫によって様々ですが首輪が苦手な猫もいるという事を覚えておきましょう。

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事故につながるかもしれない

もう一つのデメリットは事故につながる可能性があるという点です。
サイズの合っていない首輪や簡単に外れない首輪は窒息や首吊りなど危険な事故に繋がります。
これは首輪の付け方や種類などで防ぐことができますので安心してください。

これらのデメリットを気にしない猫もいるようです。
大事なのは愛猫とうまくコミュニケーションをとり首輪を嫌がっているか気にしていないか見極めることが大事です。

首輪の基礎知識

首輪

首輪には大きく分けてベルト状の物、マジックテープで着脱できる物、シュシュのような首輪、セーフティー首輪など様々な種類があります。

首輪のデメリットである窒息事故を防ぐため安全なセーフティー首輪がオススメです。セーフティー首輪は、大きな負荷がかかったときに外れるような機能のついた首輪です。

最近の首輪はほとんどがこのセーフティー首輪の機能が備わっています。首輪を選ぶ際に確かめてみましょう。

正しい首輪の付け方

猫の首輪は人の指が2本入るほどの余裕があると良いでしょう。
きつすぎても緩すぎても良くありません。

また成長に伴いサイズのあったものを用意してあげましょう。
首輪を嫌がる猫に割とぴったりと装着することで嫌がらなくなったなどという例もあり、ずっとつけているものなので猫にとって着けごこちはかなり重要なものだと思います。

また成長とともに緩くなったりキツくなったりしますので定期的に首輪の確認をしましょう。
時に子猫のうちは成長が著しいのですぐにキツくなってしまいます。

猫の性格を見て選ぶ

猫にも性格があります。そんな猫の性格を理解し首輪を選ぶと良いでしょう。
神経質な子には大きな音がなる鈴や大きすぎる装飾があるものは避けましょう。

食事の際に食器に装飾がカチカチ当たるとストレスになります。

それが原因で餌を食べないケースも。次にちょっと怖がりな子はハーネスタイプの首輪がおすすめです。
大きな音や病院に連れて行く際にパニックになって脱走してしまったという時もハーネスタイプの首輪をつけていればキャリーから飛び出てしまった時も捕まえるこができます。

首輪の似合う猫

活発な子は動き回るのでセーフティー首輪は必須です。
好奇心旺盛な猫が予想もしないところで首吊り状態になるのを防げます。

被毛でも使い分けましょう

短毛種の猫にはサイズがきちんと合ったものを選びましょう。

緩すぎてもきつすぎても首輪部分が禿げてしまったり毛が分かれてしまったりしますので注意が必要です。
長毛種の猫の場合は首輪部分が摩擦により毛玉になってしまわないような細めの物が適しています。

予防としては首周辺を定期的にブラッシングしてあげると良いでしょう。

まとめ

首輪のメリット、デメリットをご紹介しましたが、大事なのは猫との相性です。
愛猫につける場合は無理強いはせず首輪をつけると決まった後も不便そうにしていないか、ストレスになっていないか常々確認してあげましょう。

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