まさに長毛種の王様。宝石の様な青緑の瞳で優雅で落ち着いた性格、気品高さ。 チンチラペルシャ

チンチラペルシャ

photo by Andrey

まさに長毛種の王様。宝石の様な青緑の瞳で優雅で落ち着いた性格、気品高さ。

かまわれるのはちょっと苦手

チンチラペルシャは、ゴロゴロと喉を鳴らしてお膝の上にいるような猫ではありません。
抱っこされるのが嫌いで、構われるのが苦手。
自分が寄っていきたい時にはヒョイと膝に乗って気持ちよさそうにしているくせに、抱っこしようとすると逃げて行ったり・・・そう、ちょっとツンデレなんです。
なので、こちらからは手を出さずにいるととてもよい関係でいられます。

すこしとんがった性格

甘えんぼな子もいるけれど、総じてキツイ性格の子が多いこのチンチラペルシャ。
怖がりな性質の裏返しで、病院などではかなりてこずることも。

活動量は少なめ

Gift

おもちゃで興奮して走り回って遊んでいたり、常に家の中を歩いて探索している・・・といったことはあまりしません。
マイペースで、ゴロゴロとしていることが多いです。
もっふりとどこかに丸まっていることが多く見られます。

飼い主にはよくなつく

ツンデレな性格で、来客があってもツンとそっぽを向いて高いところから降りてこない媚びない彼ら。

でも、飼い主にはとてもよくなつきます。
出かけるときやかえって来る時には玄関までお出迎えしたり、お布団にもぐりこんではこないけれど、朝起きたら顔を覗き込んでいたり。
床にや椅子に座っていると膝の上に乗ってきたり、読んでいる本の上に乗って邪魔してきたり・・・。
気が付くとぴったりくっついていたりして、愛情をとても感じることが出来るでしょう。

チンチラペルシャを飼うときに知っておきたいのはこれ!

にゃんこDATA

英語表記
Chinchilla Persian
原産地
イングランド
体重
3.0~5.5kg
体型
コビータイプ
毛種
ロングヘア
毛色
シルバー、ゴールデン、ブルー、ブルーゴールデン
目色
グリーン
平均寿命
15~20年
価格
150,000~200,000円
入手しやすさ
かんたん

飼いやすさ指数

活発さ
活発さ:2
性格の大らかさ
活発さ:5
しつけのしやすさ
活発さ:5
なき声の小ささ
活発さ:5
抜け毛の量
活発さ:5

子猫のチェックポイント

ポイントになるのは、

・毛色
・瞳の色
・アイライン、ノーズラインの強さ
・血統書(公認団体CFA・TICA)

チンチラペルシャは、ペルシャにはないシルバーとゴールドの毛色、グリーンか青系統の瞳と決まっています。
まずはこの2つを確認しましょう。

毛色は、子猫の時と成猫になった時とでは変化していきます。
子猫時はティッピング(黒く色づいた状態)が多く、尻尾もシマシマ状です。
成長するにつれ、ティッピング部分の濃い色の毛が少なくなり、シルバーやゴールドの色をはっきりと呈してきます。
尻尾のシマは消失することがほとんどです。
子猫の時にティッピングが濃いと、成猫になった時も黒色が多い傾向があるので、好みの色味を見つけましょう。

К отдыху готов

瞳の色はグリーンか青であり、濃いグリーンであればあるほど良しとされています。
しかし、キツン・ブルーといって、成長につれて青色からグリーンに変化する特徴があり、子猫の時はブルーの色味が強く出ています。
5歳ほどで色味が完全に落ち着きますので、色よりも濃さを重視すると良いでしょう。

もうひとつの大きな特徴であるアイラインとノーズラインが、ぐるりと濃く、途切れなく入っているかもチェックポイントです。
いずれのラインも鮮明なほど良しとされています。
鼻の色は成猫はレンガ色ですが、子猫の時はみんな黒色です。
こちらも成長と共に変化していきますので、安心して選ぶと良いでしょう。

Scaredy

成猫はおとなしく、ゆったりとした性格が多いですが、子猫の時は他の猫同様に動きは俊敏で活発です。
抱っこされていることを嫌う個体が多いので、逃げてしまうからと言ってガッカリしないで大丈夫です。
慣れて親しくなれば、飼い主にとても甘えて擦り寄ってくるようになります。

目ヤニなどがあるかどうかも健康状態を知る上でポイントになってくるので合わせてチェックするのも良いです。

ただ、人間のパートナー選びと同じように、見た目だけで選ばず実際にチンチラペルシャの子猫ちゃんと接してみて「このコと一緒に住みたいなぁ〜」って思えばそれだけが一番だと思います。

チンチラペルシャの歴史を知っておくのも大事!

チンチラは、ペルシャ猫の種類の一部です。
ペルシャ猫の中のシェーデットカラーのうち、シルバーまたはゴールドの毛色で、なおかつ瞳の色がグリーンか青である猫をチンチラシルバー、チンチラゴールドと呼ぶようになりました。
ペルシャ猫の起源は古く、猫の中では最古種と言われています。
1882年のイギリスで、ブルーペルシャと雑種の交配によって生まれたシルバータビーの猫と、シルバータビーのペルシャを交配させてシルバースモークの美しい毛並みを持つ猫が誕生しました。
これをチンチラシルバーと呼ぶようになり、これがチンチラペルシャの基礎とされるようになりました。

ペルシャの中でもひときわ美しいシルバースモークの猫は、その後アメリカへ輸出されても熱狂的な愛好家を産み続けました。
愛好家たちがチンチラとペルシャを別種類に登録しようと働きかけましたが、毛色の違いでしか特性が見分けられずに、現在もCFAは種別を認めていません。
キャットショーでも、チンチラはペルシャの部門の中に統合されています。

チンチラペルシャの特徴はこれ。魅力をちゃんと知っておこう。

Marcello il mostro

チンチラペルシャは、ペルシャ同様に長くふさふさした被毛をもっていますが、より毛質は軽やかです。
毛色はシルバーかゴールドで、シェードはペルシャよりもごく少なく、艶のある明るい色味をしています。
目の色はペルシャ猫にはないグリーンか青系統で、はっきりとした黒いアイラインが入っています。
鼻はレンガ色で、黒いノーズラインで縁取られています。
肉球は黒色です。
やや短めの足、丸い目と低めの鼻はドールフェイスと呼ばれており、耳は小さく離れてついています。
体は中型でコビータイプとされ、体長は短く丸みを帯びた体型をしています。

チンチラペルシャにあった環境は?

活発でなくおっとりとしている性格ではありますが、1mほどのジャンプをしたり、運動能力は至って他の猫と同じです。
狭い環境を好まず、行動範囲も広いのでゆとりある環境を用意してあげましょう。
しかし活動量は多くないので、思考をこらしたアスレチックは必要ありません。
高いキャットタワーがあれば十分満足できます。

長い被毛は抜け毛も多い為、掃除がしやすい環境を整えてあげましょう。

泣き声がとても少ないので、周りに迷惑をかけることがなく、マンションでの飼育にも向いています。

チンチラペルシャのグルーミングはどうすればいい?

チンチラペルシャはグルーミングが大好きです。
しかし、長くて軽い毛質はからまりやすく、抜け毛も多いのできちんと処理をしてあげないと毛玉になりやすい特徴があります。
グルーミングで毛玉を飲み込んでしまう毛球症を起こしやすくなりますので、ブラッシングは毎日こまめに行うことがとても重要です。

嫌がることが多いので、子猫の時からブラッシングに慣れさせてあげると良いでしょう。
成猫でどうしても嫌がる場合や、夏毛対策のためには定期的にトリミングをお願いするケースも多くあります。
美しい被毛が最大の特徴ですので、しっかりとお手入れをしてあげましょう。

まとめ

美しい被毛を持ち、おっとりと気品溢れるチンチラペルシャ。
抱っこが苦手でなかなかスキンシップをとらせてくれない反面、すりすりと寄って来る甘えん坊な一面も。
まさにツンデレ代表。
そんな愛らしさに、ついつい振り回されてしまうこと間違いなしですよ。

チンチラペルシャの動画

チンチラペルシャを飼っている芸能人にはこんな人がいます

石田ゆり子さん、高見恭子さん、上原多香子さん、竜雷太さん、池谷直樹さん、相川七瀬さん、田中美奈子さん、柏原芳恵さん、フランソワーズ・モレシャンさん

※著名人・文化人含む

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