微笑みの国で生まれた幸福の猫 コラット

ポイントになるのは、

・被毛の色と目の色は公式のものか
・体つきはガッシリしているか

コラットのようなブルーの被毛（銀色、シルバーと称される場合も）は、ロシアンブルーやシャルトリューなど様々な猫種がいますがコラットの公式の毛色はブルー、目色はグリーンのみ。
子猫を選ぶ場合はしっかりと確認しましょう。

Meet the Korat cat, the gorgeous and playful cat breed. https://t.co/NOUja4r01G pic.twitter.com/qKwTM49ebY

— Zealous Penguins (@Zeal0usPenguins) 2016年5月13日

子猫の場合はキトンブルーと言って生後間もない場合は青色の目をしている場合がありますが成長とともに本来の目色に変わります。

また、コラットと特徴が非常に似ているロシアンブルーのとの違いは、体つき。
コラットの方がロシアンブルーよりもガッシリしています。
子猫を選ぶ際に抱き上げてみて骨格がしっかりしているか、筋肉はしっかりしているかできる範囲で確認してみましょう。

あとは、その猫との相性です。
猫と人間にも相性がありますので決める前に触れ合う時間を設け、この子がいいなと直感で思った子が良いでしょう。

目ヤニなどがあるかどうかも健康状態を知る上でポイントになってくるので合わせてチェックするのも良いです。

ただ、人間のパートナー選びと同じように、見た目だけで選ばず実際にコラットの子猫ちゃんと接してみて「このコと一緒に住みたいなぁ〜」って思えばそれだけが一番だと思います。

コラットはタイ王国のコラット地方で自然発生した猫種と言われています。
タイでは古くからシ・サワット（幸福の猫）と呼ばれ書物に書かれたり、結婚する花嫁に贈与されたりとタイ王国の幸せや繁栄を象徴する存在として扱われています。とても縁起の良い猫なんですね。

1959年にタイでコラットを見つけたジーン・ジョンソンがアメリカに持ち込んだ後に英国へと渡り1966年にアメリカ、1975年にイギリスで公認されています。

現代においてはとても希少な猫で入手が難しいと言われています。

@mynamesbadkitty I am a bad kitty too. Do you think I am a #korat cat? pic.twitter.com/tticEcXYzK

— The Pet Collective (@pet_collective) 2016年3月24日

コラットは筋肉質なセミコビータイプの体型で、美しいブルーの被毛にはアンダーコートがなくシングルコートのみで、光の当たり方や角度によって銀色に輝いて見え、手触りはサテンのように滑らかです。

顔はシャープでハート形をしており美しいグリーンの瞳を持っています。体脂肪が低いので小さく見えますが抱き上げてみると以外と重く感じます。

全体的にすらっとして見え、四肢はがっしりと足先は丸くなっています。

コラットは体質上太りやすい猫とされています。

とくに、去勢や不妊手術の後は注意が必要です。
しっかりと食事の管理を行わないとコラットの特徴であるシャープでハート形の輪郭はもちろん筋肉質な体つきも立派な肥満体へとなってしまう可能性もあります。

コラットは筋肉質なので、毎日の食事は高タンパクなものが好ましいですが、カロリーを与えすぎると簡単に太ってしまいます。
高タンパクでありながらカロリーを猫の体型や年齢に合わせコントロールしていきましょう。
適度な運動も必要です。

また、甘えん坊で独占欲が強いので他の動物と同居したり、猫の多頭飼いはストレスの原因となりますので避けたいところです。
猫は意外にも繊細でストレスが原因で体を壊したり、肥満が病気の元になることもありえますのできちんと管理しましょう。

ブラッシングは1日1回程度で良いでしょう。

シングルコートなので抜け毛の心配もそこまでではありません。
毛並みにツヤを出したい場合は手で毛並みに沿って撫でてあげるとマッサージ効果にもなりおすすめです。

コラットは抜け毛も少なく物覚えの良い猫です。現在は入手困難ですがとても飼い易い猫といえるでしょう。
子供のように甘えん坊ですが物静かなので膝の上でゆったりと甘えながら過ごすといった光景もみられます。

家を開ける際もストレスや肥満防止のためにもコラットにはキャットタワーがあると良いでしょう。
そのほかにも、お気に入りのおもちゃや好きな遊び方などを把握して運動を心がけましょうね。

現在では希少な猫種のため、日本国内で飼われている方は少ないようです。

※著名人・文化人含む