豹をそのまま小さくしたワイルドネコ ベンガル

photo by Rosana Prada

豹をそのまま小さくしたワイルドネコ

名前とはうらはら、おっとり温厚

Lucy, looking for Martin

見た目は豹のような模様で攻撃的に見え少し手を差し出すのに躊躇してしまいそうですが、性格はその真逆で、かなり大人しく温厚なベンガルちゃんです。
運動量は野生らしく多めで走り回ったり上下運動が大好きです。ネコの中では水が大丈夫で水遊びが好きな子も多いです。疲れ果てるまで遊んであげましょう。
オーソドックスな毛色としては、ブラウンタビーが一般的です。ベンガルといえばこの色!ってほどよく見かけますね。その他にスノー・タビー。こちらはショップ自体ではなかなか見かけませんが象牙色にこげ茶色の模様があります。ユキヒョウに似ていることから、スノーベンガルと呼ばれます。

豹のような毛柄でおなじみ

bengal

近年新しく公認されたのがシルバー&スモークタビー。アメリカンショートヘアの遺伝子を持つそうで、スノーベンガルよりも白っぽい色をしています。
あとはあまり数が多くなく研究自体も進んでいないのがブラック・タビー。全身真っ黒で黒猫でしょ?っと思われがちですが光を当てると斑点模様が浮き出るので
クロヒョウの小さいバージョンと捉えていただけばわかると思います。その他にもブルー・タビー、ロングヘアなどもいますが、まだ公認されていません。

ベンガルを飼うときに知っておきたいのはこれ!

にゃんこDATA

英語表記
Bengal
原産地
アメリカ
体重
3~8kg
体型
ロング&サブスタンシャル
毛種
ショートヘア
毛色
ブラウンタビー、スノータビー、シルバー&スモークタビー
目色
オッドアイ以外の全て
平均寿命
15年
価格
150,000~200,000円
入手しやすさ
比較的かんたん

飼いやすさ指数

活発さ
活発さ:4
性格の大らかさ
活発さ:5
しつけのしやすさ
活発さ:5
なき声の小ささ
活発さ:4
抜け毛の量
活発さ:3

子猫のチェックポイント

ポイントになるのは、

・しっかりした骨格かどうか

活発で走り回るのが大好きな為、しっかりとした骨格の子を選ぶと良いでしょう。
見分け方は難しいですが足回りの筋肉の付き方などが基準のうちにはいります。

なので家に迎える前には必ずペットショップなので一度触れ合うことをオススメします。特徴的な模様なのでショーケースの中の子を家の中にいることを想定し想像して見てみるといいでしょう。きっと魅力に魅せられますよ!

目ヤニなどがあるかどうかも健康状態を知る上でポイントになってくるので合わせてチェックするのも良いです。

ただ、人間のパートナー選びと同じように、見た目だけで選ばず実際にベンガルの子猫ちゃんと接してみて「このコと一緒に住みたいなぁ〜」って思えばそれだけが一番だと思います。

ベンガルの歴史を知っておくのも大事!

1970年代カリフォルニア大学にてネコ白血病の研究が行われました。

その研究対象となったのがヤマネコ(アジアン・レパード・キャット)です。ヤマネコはネコ白血病に対して先天性の免疫力を持っていたため、ワクチン開発と白血病対策として他種との交配実験となりました。

さらに同時期にあるネコのブリーダーが、当時毛皮の為に密漁され続けているヤマネコの存在を知り対策を練っていました。
そこでヤマネコのような毛皮を持つペットをふやせないものかとヤマネコとイエネコの交配を開始しました。

ここで大学の医師の協力で約10種類のハイブリット種が提供され度重なる交配により生まれたのが今のベンガルです。

ベンガルの特徴はこれ。魅力をちゃんと知っておこう。

Medusa

頭は比較的小さく逆三角形の形をしていて、これは野生のベンガルヤマネコのなごりですね。目は少し釣り目気味ですが、丸い形をしていてとってもキュートです。

そしてベンガルの最大の特徴は何といってもこの体の模様!豹のように大きさの揃った斑点模様(スポテッドタビー)は他のにゃんこにはない特徴ですね。

ベンガルと暮らしたい!っと思っている方の多くはこの斑点模様に魅せられたのではないでしょうか?

大きさの整ったこの斑点模様と上に書きましたが、実際は所々がが分断されているため、ブロークンタビー(壊れた模様)と呼ばれる事もあるそうです。

Pixel, the bengal kitten

ベンガルと遊ぶときには、普通のネコじゃらしでも良いのですが、サオ状のネコじゃらしをオススメします。
追いかけて走り回ることによりニャンコの運動量アップ&飼い主さんも走り回らなくてもいいのでベンガルちゃん&飼い主さんに優しい一品です。

他にはネズミの小さめのオモチャもオススメです。投げてしまえば最後、ネコパンチで追いかけていき姿が見えなくなるほど遠くへ行ってしまうでしょう。

ベンガルにあった環境は?

野生ネコの遺伝子をもつ為、活発な子が多いです。

走り回れる広めの家などが一番適しているでしょう。
その他にも高い所も好きなので、上下運動が出来る階段やキャットウォークがあるといいですね。
鳴き声が通常のニャンコよりも大きめの子が多いのでマンションやアパートなのでは近隣の方々に聞こえてしまうかもしれないので注意しましょう。

エサはカロリー消費が多いので通常のネコエサよりも少しタンパク質の多めのエサを基準に選ぶといいでしょう。

ベンガルのグルーミングはどうすればいい?

週に1回程度で大丈夫です。(スキンシップの為に本来は1日1回がベストですが)手クシやブラッシングをしましょう。

シャンプーは半年に1回程度でOKですが、本来ネコは自らグルーミングを行います。
その理由は敵に臭いで自分の存在をキャッチされないように自分の体臭以外をつけないため。

上記の理由から特に臭いや汚れが気にならないのであれば、生え変わりの時期(夏と冬)以外はしなくても大丈夫ですので、無理にする必要はありません。

でも、ベンガルちゃんは水遊び大好きな子が多いので自分から飛び込むかもしれませんね(笑)

まとめ

一見飼うのが大変そうなイメージをもちますが、比較的普通のネコと同じ感覚で飼うことができます。

Medusa

活発な子が多い、水遊びが好きな子が多い、以外は普通のネコと変わりません。
一人遊びも出来る子なのでオモチャを置いておけばじゃれて走り回っています。
上にも書きましたが、鳴き声の大きい子が多いので、マンション、アパートの方は注意が必要ですが、常に鳴いているわけではないですし、個体差によりそうでない子も中にはいますので安心してください。

ベンガルを飼っている芸能人にはこんな人がいます

叶姉妹、榮倉奈々さん、鈴木えみさん、藤原紀香さん

※著名人・文化人含む

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