公益財団法人どうぶつ基金を知っていますか?

公益財団法人どうぶつ基金

公益財団法人どうぶつ基金ってどんな活動をしているの?

公益財団法人どうぶつ基金さんは、「さくらねこ」活動でがんばっておられる団体です。

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さくらねことは、避妊・去勢手術済みの地域猫のことで、その印として、耳の上部をちょっとだけV字にカットします。その形が桜の花びらのようなので、手術済みの地域猫は「さくらねこ」と呼ばれています。

T.N.R.活動を推進

公益財団法人どうぶつ基金さんは、日本各地に出張して、T.N.R.活動をされています。
T.N.R.は野良猫に不妊手術をすることによって、殺処分ゼロを目指す活動です。

日本では、毎年8万匹の猫が殺処分されています。
その8割が、仔猫です。

不妊手術をすることによって、生まれる猫の数を制限し、1代限りの命として地域に受け入れてもらい、地域で面倒を見るのが「地域猫」です。

TはTrap(わな)NはNeuter(ニューター・不妊)RはReturn(リターン)の略です。
捕獲器で野良猫を捕まえて、不妊手術を行い、元の場所に戻すのがT.N.R.です。

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2016年の4月までで累計26311匹の不妊手術を行われています。
2016年の目標だけでも1万匹だそうです。すごいですね!

そして、その手術費用は、公益財団法人どうぶつ基金さん持ちです。

 

「さくらねこ」無料不妊手術の対象は?

さくらねこ無料不妊手術の協働事業は大きく分けて行政枠と一般枠があります。

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どちらも申請が必要

行政枠の対象は、行政(地方公共団体)および準ずる団体です。
公園管理事務局等、行政が管理する施設の管理者や、大学等教育機関が行政枠の対象となります。

一般枠は、上記に当てはまらない場合だそうです。

当然ですが、どちらも申請が必要です。

申請をされる方は、公益財団法人どうぶつ基金さんの事業内容を良く理解されていることが第一条件になります。 そしてちゃんとプロジェクトの計画も活動報告書も提出しなくてはいけません。

さくらねこ無料不妊手術のやり方としては、
「出張手術」と「無料不妊手術チケット発行」の2種類があるようです。

行政枠の場合

出張手術は、獣医さんがその地域に赴いて手術をしてくださいます。

手術希望の頭数が多い場合に向いているでしょう。
出張手術の場合は、地域のボランティアさんの協力が絶対に必要です。

捕獲期間、手術日、リーターンの日ときちんと日程を組んで行います。

無料不妊手術チケット発行は、発行されたチケットを行政が、市民ボランティア団体等に分配して、日本各地にある、協力動物病院に行き手術を受けるという方法です。

手術がすんだら、きちんと活動報告をすることが義務付けられています。

一般枠の場合

毎月1~5日が申請受付期間です。

申請後、審査があります。
審査に通ったら、翌月から協力動物病院で使用可能な「無料不妊手術チケット」が公益財団法人どうぶつ基金さんより発行されます。

ただし、協力病院の無い地域には、出張手術も可能だそうで、その場合は相談してくださいとのことです。

手術後の報告が必要になる

手術が済んだら、1ヶ月以内に活動報告書を提出する義務があります。
絶対条件ではありませんが、一般の申し込みの場合、ブログ等で、活動の詳細を報告されてる方が優先されるそうです。

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なぜなら、「さくらねこ」、T.N.R. そして地域猫という定義はまだ新しく、より多くの人に知ってもらい、理解し、受け入れてもらいたいと、公益財団法人どうぶつ基金さんは願っているからです。

支援者の方々から寄付された貴重な予算で手術を行うのですから、活動を公に報告することは大切です。

支援者の方々や手術を行った獣医さんたちの励みにもなるでしょうし、なによりも、より多くの方が、公益財団法人どうぶつ基金さんの活動に賛同してくだされば、より多くの猫の手術が可能になります。

T.N.R.を行うことで、殺処分は大幅に減らせます。

 

公益財団法人どうぶつ基金を設立した人は?

公益財団法人どうぶつ基金の創設者富岡操さん(男爵夫人)という方です。

戦後間もない1948年ごろから横浜市港北区日吉の自宅で、飼い主に見捨てられた犬や猫の駆け込み寺をはじめ千匹以上の保護を続けていました。
残念ながら、2001年に96歳でお亡くなりになられましたが、 その生涯の大半は恵まれない動物たちの救済に捧げられました。

公益財団法人どうぶつ基金さんは創設者富岡操さんの遺志を継いで行政による犬や猫の殺処分ゼロの実現にがんばっています。

 

公益財団法人どうぶつ基金さんのその他の活動

助成金制度

T.N.R.活動でカバーできない地域にも広く平等に公益を受ける機会を与えるために、猫の不妊手術助成金制度を行っています。

そして、里親探しをがんばっている全国各地の保健所や、新たな飼い主を探す活動を行っている団体又は個人活動家の皆様に、助成金を給付する制度を実施しています。

展示物の無料貸し出しや啓発ポスターチラシの無料配布

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展示物は、動物保護活動や、殺処分ゼロ活動のイベント等に使用できます。
そして、HPやブログ、そしてプリント可能な啓発チラシやイラストも無料で配布しています。

 

公益財団法人どうぶつ基金さんを支援するには

ご寄付をお願いいたします。
皆様の支援が、公益財団法人どうぶつ基金さんの活動を支えます。

公益財団法人どうぶつ基金ウェブサイトはこちら

動物と人間が幸せに暮らせ、殺処分ゼロが当たり前の世の中になりますように!

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コメント

  1. くるみ より:

    どうぶつ基金さんにほんとに少しですけど毎月寄付しています。いろんな情報が飛び交って本当に信じていいのどうか悩んでいるのですが、大丈夫だと思える一つの理由になる記事に出会えて良かった!です。

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