迷い猫にしたくない!ネコちゃんが脱走した時の対応まとめ

連れ戻される猫

photo by Ze'ev Barkan

ちょっと目を離したスキに外へ飛び出してしまったネコちゃん。
飼い主さんも慌ててしまって「どうしたらいいの~!?」っておろおろ…。
そんな時の上手に対処する方法をご紹介します。

まずは落ち着いて行動しよう

飼い主さんがパニックを起こすと、敏感なネコちゃんもパニックを起こします。

ネコちゃんは、外の知らない世界に飛び出して興奮した状態です。
思いもよらない行動をとることがあります、そんな時、大声で叫んだり、慌てて追いかけたり捕まえようとすると、さらに遠くへ逃げたり、危険な行動をとったりしますので絶対にやめましょう。

脱走したネコちゃんが落ち着くような声かけ、穏やかな行動をとりながら、道路など危ないところへ行かないように見守ってください。

脱走したネコちゃんが近くにいる場合

ネコちゃんの様子を見守りながら、するべきことが2つあります。

ごはんを家に近くに置く

ネコちゃんをおびき寄せるためです。近くにいるようなら、手にごはんをのせて「おいでおいで」すると、食べに来てくれることがあります。

Cat eating cat food

近づいてきても、食べる前にいきなり捕まえようとしたり、驚かすことはしないこと。
食べて安心した様子になったら、抱き寄せるなど、慎重に行うこと。

一度捕獲に失敗すると、警戒してしまい近づいて来ませんので気を付けてください。

いつでも帰れるように、入り口を開けておく

ネコちゃんは「本当は帰りたいけど捕まるのは嫌だ!」と思っているかも。自分で好きな時に帰れるように、家に入れるようにしてあげましょう。

Cat

また、マタタビ好きなネコちゃんには「マタタビ作戦」も効果があります。
お腹が空いたら帰ってくることが多いので、焦らず気長に待ちましょう。

帰ってきたネコちゃんは、かなりの緊張から疲労しています。
叱らず優しく迎えてあげてください。

ネコちゃんの姿が見当たらない…そんな時は

完全室内飼いの場合

外の世界を知らない室内外のネコちゃんは、自分のなわばりである家の周辺にいる可能性が高く、急にそんなに遠くへは行くことはありません。

もと野良ネコさんの場合

外には慣れているので、行動範囲が広くなります。
室内外のネコちゃんに比べ活動的なネコなら、行動範囲が5倍になると言われています。
まずは、家周辺を探しましょう。
ご近所さまの敷地に入り込んでいる可能性がありますので、協力をお願いして、マンパワーでネコちゃんを見つけ出してあげましょう。

ご近所さまへの協力願い2つの方法

日頃は、ご近所付き合いは無くても、ネコさんのために、ためらわず行動しましょう。

「ネコが脱走して探しております、お宅の敷地に入り込んでいたら申し訳ございません」ときちんと説明して、お願いすれば、協力してくださるはずです。
お願いするときは、冷静に礼儀正しく、とり乱した状態でお願いに行くと、頼まれた方に面倒くさがられます。
しっかりとした態度で頼みに伺いましょうね。

ネコの写真を準備しましょう

写真を見せて「こういうネコを見かけたら教えてください」 ケータイの画像でも構いません。「しっぽが短い」など、ネコちゃんの特徴や名前も伝えましょう。

ネコを探して欲しい場所を伝える

ネコの習性に詳しくない方は、ネコが敷地内にいても気が付きません。
「木の上や車の下や、もぐりこみやすい場所などに隠れているかもしれません」など、探して欲しいところを伝えて、気をつけて見てもらえるようにしましょう。

SNSでネコの捜索願いを発信

twitterやfacebookをされてる方は、「ネコを探してください」のツイートなどをアップしましょう。

ネコちゃんの画像や特徴を添え「いつ、何時頃 ○○周辺でいなくなりました、目撃された方や、その他情報、手がかりになるものがありましたら、何でもメッセージください」このような記事アップし拡散してもらえば、たくさんの人の目に留まり、発見される確率も高くなります。

 

同じ場所を再捜索、時間帯も変える

昼間、人や車から隠れて、その場から動けなくなっているかもしれません。

お腹を空かせたネコちゃんが、人通りがなくなった夜に動き出す可能性が。
時間帯を変えて、昼に探してもいなかったところも、名前を呼んであげながら、再度探してみましょう、

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ネコちゃんも安心し出てきてくれるかもしれません。夜暗いと探しにくい点もありますが、ネコの目が光ったり見つけやすかったりもします。

 

脱走したネコちゃんの捜索範囲を広げる

外では、ネコちゃんの身に何が起きるかわかりません。
念には念を入れ、先回りしておきましょう。

近くの動物病院や警察、保健所などに連絡しておく

見つけて保護したネコちゃんを、誰かが連れて行くかもしれないと想定できるところに、連絡しておくと安心です。
どちらも探し出してくれるわけではありませんが、「脱走したので、もし届けがありましたら」と手続きし、届けがあれば連絡してくれるようにお願いしておきましょう。

チラシ配布作戦

より多くの人に伝えるために、チラシを作成して配布する。また地域のお店など張り出してもらえるところにお願いする。記事内容はSNSと同じで大丈夫です。

 

ペット探しのプロに頼る

いなくなったペット探してくれる「ペット探偵」「ペットレスキュー」などど呼ばれるプロの業者があります。
チラシ作りから聞き込み調査、色々な方法で探し出してくれるプロの力を頼る方法もあります。

今までにあげた行動は、できるだけ早い方が、早くネコちゃんを見つけだすことに繋がりますなるべく元気な状態で見つけてあげるために、捜索には、スピードが必要です。

 

ネコの脱走の対処法 まとめ

  • 慌てず冷静に行動する
  • ネコちゃんを落ち着かせる
  • 餌でおびきよせる
  • いつでも帰れるしてあげる
  • ご近所さまに協力依頼(ネコの写真準備)
  • SNSで捜索願いを発信
  • 時間帯を変えて探してみる
  • 動物病院・警察・保健所に連絡する
  • 捜索チラシを配布
  • ペット探しのプロ業者に依頼

 

ネコちゃんの脱走防止策

脱走したネコちゃんが戻ってくるまで、飼い主さんは心配でたまりませんね。
ネコちゃんの方も、早くおうちに帰ることを望んでいるでしょう。
お互いがそんな思いをしなくていいように、脱走防止策をお伝えしておきます。

ネコは何故、脱走するのか?

ネコちゃんそれぞれ、脱走の動機があります。
傾向がわかったら対策しやすいですね。

  • 元野良猫さんは外の生活に慣れているので、遊びに出たい。
  • 発情期に入ったネコちゃんは、お相手を求めて外に。
  • 好奇心旺盛なネコちゃんは、鳥や虫を追いかけたくなる衝動から。
  • なにか家の中に不満がある。

などです。

脱走しそうな「窓や玄関の対策」

一番脱走するところが、窓と玄関ですね。
ネコは賢く、意外と力持ちです。窓や玄関をこじ開けたりすることも学習します。
ネコは頭が入れば通ることができますからほんの少し開いてただけでも致命的です。

  • 「鍵は常にかけておく」
  • 「網戸などは補助錠を使う」

など、万全の対策を。

玄関や窓の開け閉めの際は、特にご注意を

脱走で多いのが「玄関や窓を開けた、ほんのちょっとの間」です。
開けたとたん、それまで気配を隠していたネコちゃんが、俊足でダッシュしてジャンプ!「あっやられた!」ということも。

There is something behind the door!

日頃大人しいネコちゃんも、今だ!と飛び出すこともあると命じて、慎重に開け閉めしましょう。

その他防止策と気を付けること

  • ネコがいる近くで、窓をあけっぱなしにしたまま掃除しない
  • 子供さんにも、ドアの開け閉めを徹底させる
  • 破れそうな網戸は修理しておく
  • 脱走対策をしていない、ベランダには出さない
  • ネコちゃんが「日頃から外には関心がないようなので」と過信しない
  • ネコ脱走対策グッズを備えつけておく(ホームセンターなどにあります)

 

以上、ネコの脱走の対処法と防止策でした。

ネコちゃんと飼い主さんのために、お役に立てたら嬉しいです。

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