サマーカットのメリット・デメリットまとめ

結論から言うとサマーカットは、メリットよりもデメリットの方が多いということができます。

そもそも、動物は地球の変化に対応し、進化することで命をつないできました。
しかし、ここで人間の手が加わり「もふもふとした毛で覆われていたら暑そうでかわいそうと思っている飼い主の方々が、サマーカットを実践している飼い主さんをよく目にします。

動物の体毛というのはそれぞれ意味があり、特に夏場に直射日光を地肌に浴びることで日焼けをしてしまったり体温のコントロールを上手く出来なくなり熱中症にだって動物もなることがありますが、サマーマットをすることでそのリスクは上昇するといわれています。

もともと毛に覆われている猫は、毛の中に豊富な空気を含んでおり太陽からの熱を地肌まで届かせないようにする防衛術が備わっています。

そのため、自分の身を守るための大事な体毛を飼い主の勝手な思いでカットしてしまうことは大事なペットの命を危険にさらしてしまう恐れがあるのためサマーカットはデメリットが多いことと言えます。

メリット

感染症予防につながる

サマーカットをすることで太陽の光をたくさん浴び、紫外線を多く吸収することで皮膚がボロボロになる恐れがあることや、虫により感染症の心配もあります。
しかし、サマーカットをする上でさらに人間の手で外出をした後は必ずお風呂に入れて体を清潔に洗ってあげるということをするのであればこう言ったリスクを防ぐことができるかもしれません。
普段は動物は水を嫌いますので、お風呂の時間というのはもちろん最も毛嫌いすることの１つです。

しかし、毎日しっかり人間同様にお風呂に入れてサマーカットをして洗いやすく乾きやすくなった体を清潔にすることでだじやノミなどによる肌のただれは防ぐことができると言えます。毛が短くなった分体を清潔にしやすくなったということはメリットと言えますが、飼い主の方は継続してお風呂に入れるという責任をしっかり持つ必要があります。

注目を集めることができる

今の時代、SNSやインターネットツールを使用し自慢のペットを掲載する飼い主の方も増えています。

サマーカットは人間の目から見ると非常に可愛らしく、愛くるしい姿についつい共感をしてしまうものです。
そのため、注目を集めることで飼い主以外からも自分の飼っている動物に愛着を持ってくれる人が増えるという幸福感は、飼い主にとっては大きなステータスにもなりえるかもしれません。

ただ、デメリットについては知っておいてほしいなと思います。

デメリット

大事なペットの命が危ないことも

サマーカットは何も温度だけの問題ではありません。

動物の体には、人間も同様に複数の常在菌やダニやノミなどの微生物が共存しています。
特に人間ほどお風呂に入ったり清潔に保つ機能を持ち合わせいない猫にとっては毛が少なくなるということで、地肌に直接ダニやノミが付着したり公園などで散歩をしている際に感染症にかかりやすくなるといったリスクが高まります。

確かに人間の目から見ると毛で覆われている動物たちの姿を見ると、サマーカットはいいことをしてあげたというふうに思い込んでしまう気持ちもわかるのですが、動物には動物の防衛術があり人間と同様に季節に応じて毛が生え変わるといった能力を備えているため、基本的にはサマーカットの必要はありません。

冷房が効きすぎてしまう

外の温度が上がるとついついエアコンのスイッチを入れたくなるもの。
人間でもエアコンが効きすぎる部屋の中に長時間いることで体調が悪化したり、体の倦怠感を感じることもあります。
体が人間よりも小さい猫や犬にとってはその反動は人間以上と言えます。

特にサマーカットをしたことで体温調節が今まで異なる状況でまだ慣れていない体温調節機能においてエアコンが効いて部屋というのは、乾燥しており急激な温度の変化に体調を崩しかねません。

まとめ

最適な毛の長さを把握することが大事

総合的に見るとペットにとっては人工的に体の体毛を強制されると様々なリスクに直面する可能性があることがわかりました。
しかし、人間がサマーカットに抱いていることも間違いではありません。

そのため、サマーカットを有益に行うための方法があります。

それはペットに適切な長さでトリミングをしてあげること。

例えば、普段歩き回る足の周りや肛門などの汚れやすい箇所においては、トリミングをしてあげることは効果的だと言えます。
衛生的にも自分で処理できない箇所に置いて飼い主の方が手を差し伸べてあげるという意味でのサマーカットは猫ちゃんの体調や容姿に合わせて行うことが大事です。

デメリットが多いサマーカットですが、正しい知識を身につけることでサマーカットは飼い主にとっても猫ちゃんにとっても相乗効果があると言えますね！