触られすぎるとストレスに
猫は、他の動物に比べてもとりわけ潔癖症な生き物と言われています。
その理由として、グルーミングという行動を行うことで体毛に付着した汚れを落ちしたり、機能向上のために毛づくろいを行っています。
そのため、あまりにしつこくからだを触られたり、または自分の体が汚れるようなことを飼い主さんにされてしまうとたちまちストレスを感じることにつながります。
ほどほどが大事
猫が喜んでいると思い込んで行なっている喉ものや頭頂部のなでなで行為は、度を超えると猫ちゃんにとってはストレスとなってしまうので、猫ちゃんの気持ちのよい様子を伺いながら適度なタイミングで自由にしてあげることを覚えておきましょう。
猫を飼ったことがある人なら、ゴロゴロと喉を鳴らしリラックスしている表情をしていたにもかかわらず突然ムスッと立ち上がりその場を離れるという姿を見かけた人もいるともいますので、猫は自由気ままな性格。
そっとしてあげることも大事なので、猫のペースに合わせてあげましょう。
大きな音はストレス
人間同様、騒音には猫も敏感です。
猫の聴力は人間の約4倍近く優れていると言われています。
大きな物音にビクッとする仕草は目にはあまり気づきにくいのですがストレスが急上昇しています。
恐怖心や不安感がストレスを助長しています。
そのため、テレビの音量が大きすぎる時や家の周囲で工事をしていると猫は自宅にいるだけでストレスを感じ続けていることになります。
猫の場合、普段の行動とは異なることをストレスを感じている時におこなります。
普段は活発に動き回ったりジャンプしたりしていたにもかかわらず、ストレスを感じていると、ピクリとも動かなくなったりまたは気配を消すような行動をします。
そのような仕草を目撃した時は今まで以上に猫に対して気をつかってあげましょう。
強すぎる香りもストレス
猫の嗅覚も人間の1万倍以上と言われています。
最近流行っているアロマや自宅用消臭スプレーの匂いには化学成分や香りの刺激がつよいものが含まれているため、嗅覚が鋭いネコにとってはストレスを感じている場合があるようです。
また、アロマなど匂いの成分によっては猫の体に毒素が蓄積されてしまい、結果として体調を崩す場合も実際に起こっています。
そのような状況にならないためにも、猫の出入りしない部屋では匂いの強いものを使用しないようにする。
また、使用する場合であれば猫の出入りを一時的に封鎖するなどの処置を行うことで猫にとっても人間にとっても過ごしやすい環境整備につながると言えるでしょう。
人間中心の家の構造ですが、猫と共存するためにはある程度猫に合わせることも大事だと言えます。
空腹が続くとストレスに
人間同様、お腹が減っている時は猫ちゃんも気が立っていることが多く見受けられます。
猫の性格にもよりますが、お腹が空いた時には飼い主さんに食事のおねだりをするためにミャ〜と鳴くこともあります。
できる限り猫がミャ〜と言わなくても常に新鮮な餌が食べられる状態で準備していることがストレスを与えない方法です。
猫は非常に気むずかしくわがままな生き物です。
そのため、少し古くなった餌には一口も食べてくれないということもありますので、猫に振り回されることもありますがステレスを与えないためにもしっかりと猫の行動や習慣や食事のタイミングをこまめにチェックし注視しておきましょう。
極度のストレスがあると食べなくなることも
ストレスを感じ続けているとたちまち、食事すらしなくなり弱っていくこともあります。
人間同様、ストレスを感じると私生活にも普段と異なる変化が見られるのも特徴ですね。
環境の変化が最大のストレス
猫は非常に臆病な性格です。
活発そうに人懐っこい行動をしているのも、逆に突き放された時に不安を感じているからだと言えます。
それほど小心者で臆病な猫ちゃんですが、一番のストレスは住み慣れた住居の引っ越しに他なりません。
猫は自分の住処に対してマーキングを行い自分の香りを家の隅々に付着して縄張りをアピールします。
新しい住居になると猫のマーキングはありません。
また、温度や湿度、騒音や環境の変化は慣れるまではストレスを感じていることでしょう。
人間と生活をしていると飼い主さんの都合で引越しというのはやも追えないのですが、できる限り早く環境に慣れてもらうための努力も行いましょう。
引っ越しなどではゲージを活用する
例えば、ゲージに入れて少しずつ環境に慣らしてくことです。
自分の身はゲージが守ってくれているという状況は猫にとっても安心です。
少しずつ30分や1時間だけゲージの外に出してあげるなど猫の様子を見ながら自由にしてあげる時間を延ばし、環境に適用できるようにサポートをしてあげましょう。
今まで大丈夫だったからこれからも新しい家に住んでものびのびするだろうと思い込んでいると、猫のストレスは一向に良くなりませんので注意が必要です。
まとめ
・触られすぎること
・騒音
・強すぎる香り
・空腹が続くこと
・環境の変化
ストレスが限度を越えると取り返しのつかないことが起こる可能性もあります。
この5つをしっかり覚えておいて、普段猫ちゃんがストレスを感じているかどうかを気にしてあげましょう。
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