高貴なクールビューティー
猫の貴公子
その名のとおり、ロシアンブルーの発祥の地はロシア。
ロシアの貴族に寵愛されたといわれ、「猫の貴公子」や「ロシアの貴公子」などと呼ばれます。
とても気品がありますよね。
深いエメラルドグリーンの瞳と、輝くようなブルー(シルバーグレー)の毛皮を持つ、
とても美しい猫です。口角がちょっと上がっているため微笑んでいるように見えます。
体つきもスマートで、とてもエレガント。歩く姿も優美でしなやかです。
まるでキャットウォークを颯爽と歩くモデルのよう。うらやましいですね。
まさに「クールビューティー」という名がぴったりのロシアンブルーですが、
高貴な雰囲気とスレンダーな体つきのため、よくこう言われます。
「性格キツイんじゃない?」「冷たくて、愛嬌がなさそう!」などなど。
いえいえ、そんなことはありません。愛情深いにゃんこなんです。
シャイで甘えん坊
見た目のクールさとは逆に、ロシアンブルーはとてもシャイです。
人見知りが激しく、少し神経質なところもあります。
飼い主さんには忠犬のように従順ですが、知らない人には警戒心を示し、なつくまでに時間がかかります。
でも一度心を開くと、いっぱい甘えてきます。
そんな「ツンデレ」なところが、またいいんですよね。
穏やかな性格なので騒がしい場所は苦手。
「ボイスレスキャット(鳴かない猫)」と呼ばれるように、あまり鳴くことはありません。
とってもおとなしいんです。
とはいえ、遊ぶのは大好き!
スリムな体型で軽々と活発に動き回ります。
たくさん遊びまわって、ほっそりとした体型を維持しているんですね。
ロシアンブルーを飼うときに知っておきたいのはこれ!
にゃんこDATA
- 英語表記
- Russian Blue
- 原産地
- ロシア
- 体重
- 3.0~5.0kg
- 体型
- フォーリン
- 毛種
- ショートヘア
- 毛色
- ブルー
- 目色
- グリーン
- 平均寿命
- 10~13年
- 価格
- 100,000~200,000円
- 入手しやすさ
- かんたん
飼いやすさ指数
- 活発さ
- 性格の大らかさ
- しつけのしやすさ
- なき声の小ささ
- 抜け毛の量
子猫のチェックポイント
ポイントになるのは、
(1)おでこ:精悍な顔立ちのロシアンブルー。おでこが平らな子猫がいいですね。
(2)なめらかなダブルコート:根元は薄いブルーで毛先がシルバー。きらきら輝くような毛並みの猫ちゃんを選びましょう。
(3)ほっそした体型:ロシアンブルーの子猫はとっても活発です。元気があるかどうかを見ましょう。
何といってもロシアンブルーの魅力は、つややかで美しい毛皮です。
1本1本の毛はティッキングという数色の帯を持つため、きらきらと銀色に輝きます。
おでこやしっぽにゴーストタビーが見られることもあります。
モデルのようなスレンダーな体型も魅力の1つ。ほっそりとした体型維持するためには十分な運動が必要です。
一緒にたくさん遊んであげましょうね。
目ヤニなどがあるかどうかも健康状態を知る上でポイントになってくるので合わせてチェックするのも良いです。
ただ、人間のパートナー選びと同じように、見た目だけで選ばず実際にロシアンブルーの子猫ちゃんと接してみて「このコと一緒に住みたいなぁ〜」って思えばそれだけが一番だと思います。
ロシアンブルーの歴史を知っておくのも大事!
もともとはロシアの貴族に愛され、大切に育てられた猫だと伝えられています。
1860年ごろ、ロシアから商業船の乗ってイギリスへと渡りました。美しい猫ですから、すぐに人々の心を魅了したのでしょう。そのころから飼い猫として広まったようです。
1875年、イギリスのキャットショーに「アークエンジェル(大天使)キャット」として出場。
1895年、ヨーロッパでもキャットショーに出場されたと言われています。
その後、第二次大戦で数が減少したため、シャムと交配させました。
こうして現在のようなスレンダーな体型となり、数も増えていったのです。「ロシアの猫」というイメージが強いのですが、ロシアンブルーという名はイギリスでつけられたんですね。
ロシアンブルーの特徴はこれ。魅力をちゃんと知っておこう。
ロシアンブルーはダブルコートという、アンダーコートとトップコートによる二重の毛皮を持ちます。
毛の色はブルー(シルバーグレー)で、毛先が銀色にきらきらと輝いています。
おでこやしっぽにゴースト・タビーが見られることもあります。
目の色は鮮やかなエメラルドグリーン。でも子猫のときには淡い青色の目なんですよ。
これは「キトンブルー」と呼ばれます。
目の形はまん丸で大きく、とても表情豊かです。
体型はフォーリンタイプと呼ばれる、ほっそりとした体つきです。
運動量も多く、筋肉もしなやかで、歩く姿はとても優美です。
口角がやや上がり、にっこり微笑んでいるように見えます。これは「ロシアンスマイル」呼ばれます。
ロシアンブルーにあった環境は?
ロシアンブルーはあまり鳴かず、おとなしい猫なので、マンションで飼うのにぴったりです。
騒がしい場所が苦手で人見知りが激しいため、
1人になれるような静かな環境作りをしてあげるといいでしょう。
豊かな被毛を持っているので寒さには強いのですが、暑さには弱いんです。
家を留守にするときもクーラーを入れておくなど、夏は特に注意しましょう。
スレンダーな体型も魅力の1つですから、あまり食べさせ過ぎないこと。
運動量も多い猫なので、十分に遊んであげるといいですね。
犬のように、飼い主に従順だと言われるロシアンブルーですが、
プライドが高く気まぐれで、ヤキモチ焼きです。
飼い主さんがほかの猫に目を向けると、猛烈に嫉妬しちゃうことも。
ロシアンブルーのグルーミングはどうすればいい?
ダブルコートなので季節の変わり目には抜け毛がたくさん出ます。
よくブラッシングしてあげてください。
被毛が多いロシアンブルーは、シャンプーのときでも地肌に水が届かないほど。
毛質も水をはじくほど脂分が多いのですが、この脂のおかげで毛並みがつややかなんです。
だから、それほどシャンプーはしなくて大丈夫。
「いい子、いい子」と撫でてあげるだけで、つやっつやな毛並みが生まれますよ。
まとめ
ロシアンブルーを飼っている芸能人にはこんな人がいます
※著名人・文化人含む
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