猫と散歩に行きたい!猫のハーネスの選び方と散歩の仕方

猫用ハーネス

photo by LWYang

毎日の生活が猫で溢れて満たされ幸せな瞬間、ふと「ああ、この子と外に出てみたいな」と思う時がありませんか?

毎日毎日窓から外の庭を眺め、蝶や鳥や車を目で追いかけて興味深そうにしている、それも長い時間。

ああ、ちょっと庭に出してあげたい。
ちょっとベランダに出してあげたい。
車に乗せてドライブに行きたい。
レストランには入れなくてもドライブスルーでドリンクを買って公園で一緒にのんびりしてみたい。

Landry harness 4

その時この子はどんな表情をするだろう。
イキイキと目を輝かせるかな、それともシッポを膨らませ警戒して動けなくなるのかな。

そんな思いを膨らませることありませんか?

そんな時には必ず必要になってくるのがハーネスです。

 

ハーネスにも色んな種類がある

猫ちゃんを散歩に連れ出すには首輪にリードでは絶対に逃げられます。
現在猫ちゃんの散歩はハーネスが主流のようです。そのハーネスは主に3種類。

自由度高い紐タイプ

ひとつめが紐タイプです。
よくペットコーナーで売られているのを見ますが忍者のようにすり抜けられたという体験談が多くあります。
ちょっとこれは怖いですね。初めて外に出てパニックになり抜けてしまったなんてことが起きたら大変です。

スタイリッシュなベストタイプ

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2つ目はベストタイプです。
ベストタイプはその名の通りベストになっていて前足を入れて背中のところでマジックテープでとめられるようになっています。
お洒落なデザインの物が多くあります。

ベストとハーネスが組み合わさったタイプ

3つ目はベストとハーネスが組み合わさったものです。
ベストの上からハーネスをしバックルで留めるので安心感もあります。

 

ハーネスはどう選ぶ?

外に慣れているかどうかで選ぶ

よく雑誌やテレビで見かける有名なお散歩猫ちゃんは紐タイプのハーネスをしている猫ちゃんが多いです。
ある程度外慣れしている猫ちゃんには紐タイプはオススメできません。

Double Locked

前述のようにするりと忍者のようにすり抜ける猫ちゃんがいるからです。

猫ちゃんの着心地や自由度は高いかもしれませんが、このタイプは外慣れしている猫ちゃん向けの高度なものでしょう。

ネット通販ではサイズに注意

ベストタイプも足が中に抜けてしまうことがあるかもしれませんがマジックテープをしっかり留めていればはずれてしまうことまではなさそうです。
紐タイプとベストタイプが組み合わさったものはバックルが付いているものあるので更に脱げにくく、外れたとしてもバックルを掴まえるとか獣医さんの所に連れて行った時にバックルを持って診察を受けやすくするなどもできそうです。

どれを選ぶかは猫ちゃんの性質に合わせて何よりしっかりと首回り胴回りを計りサイズの合うものを見つけてあげましょう。

 

お散歩はハーネスに慣れてから

人間からしてみれば、よし、これで大丈夫だ!と思うかもしれませんが、ハーネスは少しずつ慣れさせることが大切です。
ハーネスを付けられた途端固まってしまい動けなくなる猫ちゃんの報告が多数あります。

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着せてみて嫌がればやめる、短時間で外してあげて少しずつ慣らすということを繰り返しことが必要です。
ハーネスを見ただけで恐怖になればお散歩どころではありません。
ハーネスが付けられるようになっていると予期せぬ災害に見舞われてしまった時に避難する際、役立つかもしれません。

家が大好き猫ちゃんですが少しでもストレスなく一緒に避難したいですもんね。

 

実際の散歩で気をつけること

いよいよ外の世界にデビューです。

外へ連れ出しいきなり自由にしていいよ!と言われても猫ちゃんは怖いし戸惑いますよね。
人間だって紐にくくられて知らない土地に放り出されるのは怖いですよね。

はじめは抱っこしたまま

はじめは抱っこしたまま外に出るだけ。怖がるようなら直ぐにやめましょう。トラウマになったら大変です。「知らない世界でちょっとビックリしたけどお前が抱っこしてくれていたから大丈夫だったよ、また行こうぜ!」と目を輝かせてくれたら成功です。

慣れてきたら下へ降ろしてみよう

ちょっとずつ下に降ろしてあげてちょっとずつ距離を伸ばして、いつか草花に触れ合わせてあげることもできそうですね。
「猫と散歩」というと長距離の犬の散歩を同じようにイメージしていまいますが、家の庭をチョロチョロする、それくらいが猫にはちょうどいい散歩なのかもしれません。

 

猫との散歩で準備しておいたほうがいいこと

猫ちゃんを飼うまでは猫は放し飼いをしても戻ってくるから大丈夫なものと思っていました。

でも外で生きている猫ちゃんは交通事故や病気などで死んでしまうことが多く平均寿命はたったの4年とのこと。
完全室内飼い猫ちゃんの平均寿命は10年から16年ですから大きな差が。
やはり外で生きることは猫ちゃんにはリスクが大きいのです。
そんな危険のある外の世界に飼い主が責任を持って安全に連れ出すには準備が整ってないといけません。

ワクチンを打つ

お散歩するにしてもしないにしても病気にならないようにワクチンを打つことは大切です。ワクチンは打っていますか?

去勢

予期せず突然襲ったり襲われたりして育てられない仔猫ちゃんを作っては大変です。去勢手術はしていますか?

ノミダニ対策

ノミダニをもらわないよう準備をすることなどです。ノミダニ避けの首輪やもらったとしても駆除する薬。対策をしましょう。

信頼関係

そして何より1番大切なのが飼い主との信頼関係がしっかりと築かれていることです。

産まれてからずっと室内飼いの猫ちゃんにとって外の世界は未知の世界。信頼している飼い主だからちょっと怖い未知の世界にもチャレンジできるのかもしれません。
あなたは猫ちゃんと信頼関係が築けていますか?

 

猫ちゃんの性格や気分に合わせるのが基本。無理そうなら諦めよう!

最後になりますが、猫も人間も同じで色んなタイプがいます。
あの猫ちゃんが散歩しているから散歩しようと思ったところで向き不向きがあります。

Landry harness 2

どんな猫でも外が好きとは限りません。
無理なお散歩はストレスになるかもしれません。

うちの子は合わないんだなと飼い主が見極めダメなら諦めることも大切です。
人間が思うようにはいかないところがまた猫ちゃんの魅力でもあります。
運命の巡り合わせで散歩好きな猫ちゃんに巡り合った時には、猫ちゃんに合わせて無理のないよう病気にならないよう事故に合わないよう安全に散歩を楽しみましょう。

きっと猫ちゃんも人間も世界が広がります。

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