招き猫のモデルになった猫 ジャパニーズボブテイル

ポイントになるのは、

・被毛にツヤがあるか
・尻尾の長さや形

日本猫の特徴は長い鼻にほっそりとした長い胴体。
四肢はすらりと長く体は筋肉質になる子が多いので子猫のうちから筋肉がしっかりしているか、さらに被毛のツヤや触り心地は良いかを確かめましょう。



ジャパニーズボブテイルの特徴である短い尻尾は約5〜10センチほど（短尻尾でない個体もいる）で、模様、毛色も様々ですので好みの子を選びましょう。

一番重要なのが相性です。
猫と人間の間にも相性というものがあり、実際に触れ合ってみてこの子がいいなと思った子がベストでしょう。

目ヤニなどがあるかどうかも健康状態を知る上でポイントになってくるので合わせてチェックするのも良いです。

ただ、人間のパートナー選びと同じように、見た目だけで選ばず実際にジャパニーズボブテイルの子猫ちゃんと接してみて「このコと一緒に住みたいなぁ〜」って思えばそれだけが一番だと思います。

ジャパニーズボブテイルの起源は約1000年前、日本天皇へ中国皇帝からの贈り物だったと言われており、実は中国生まれなのではという説もあります。

1960年代後半に日本に滞在していたジュディ･クロフォードというアメリカ人女性が日本猫の魅力に目を付け、アメリカに住む友人にペアの猫を輸送し繁殖が行われる事になりました。
その後、体型がスマートに改良され日本に逆輸入された子が現在のジャパニーズボブテイルの原型と言われています。

日本の民芸品である招き猫のは尻尾が短く三毛猫であることからジャパニーズボブテイルがモデルになった説が有力です。
ジャパニーズボブテイルは日本のみならず海外でも人気がある猫種です。

特徴は何といってもこの短い尻尾でしょう。
くるんと丸まった尻尾は付け根から折れ曲り、伸ばしても長くて約10センチほどしかありません。
体型は中型で体重も平均的な猫よりも軽くあまり大きくなりません。

日本猫の特徴でもある高い鼻が印象的で耳は大きく、シャープな顔つきをしており被毛は柔らかく絡まりにくい毛質です。

目はつり目気味でアーモンド型。
ジャパニーズボブテイルには様々な毛色がありますが日本でも海外でも一番人気は三毛です。
アメリカやヨーロッパでは「MIKE」と呼ばれ親しまれています。黒・赤・白の三毛が一番人気のようです。

体力はありますが運動量は少なめなので、気が向いたときに体を動かせるようにキャットタワーなどを設置すると良いでしょう。

激しく走り回ったりはしないので低めのものでも家具で代用しても問題ありません。
成猫になり自分からあまり体を動かさないようになった場合は飼い主がうまく誘導し遊んであげる必要があります。



普段から定期的に愛猫と遊ぶ時間を設けどんな遊び方が好きか、好みのおもちゃはどれがなど把握しておきましょう。

また去勢、不妊手術後は非常に太りやすい傾向があります。
ジャパニーズボブテイルの特徴でもあるスリムでしなやかな体つきを保つためにも定期的な運動とカロリーコントロールは必須。

筋肉を落とさないように高タンパクなもの、カロリーは年齢や体型に合わせて調節しましょう。

短毛種のジャパニーズボブテイルは抜け毛が少ないのでブラッシングは週2〜4回で十分でしょう。
ブラッシングは被毛のケアだけではなく猫とのコミュニケーションにもつながりますので定期的に行うことをおすすめします。

長毛種のジャパニーズボブテイルの場合は毎日ブラッシングが必要です。
換毛期にはシャンプーをしても良いでしょう。

猫の肥満は病気につながる恐れがあります。
ジャパニーズボブテイルは丈夫で健康な猫ですが肥満には気をつけましょう。
運動量がそこまで多くないので愛猫の好みのおもちゃや遊び方を把握し適度な運動を心がけ、肥満予防やストレス解消に努めましょう。

このほかには時に気をつけることも、抜け毛も少ないのでとても飼い易い猫種と言えます。

猫の中では異質なほど愛想が良く順応性が有り家族思いで愛情深い性格です。

しかし、慣れていない人に対しては少々神経質で人見知りな傾向も。
大人しいからといっていきなり抱っこしたりせず徐々に中を深めていきましょう。

※著名人・文化人含む